建具屋さん

建具屋さんのお仕事は、ドアや襖、障子などの建具を制作することです。建具とひとくちに言っても色々あり、性能もまちまちです。例えば、既製品のドアと比べて襖や障子には調湿作用があり、調湿作用を狙って建具を作成することもあります。

建具屋さんは木材をノコギリやカンナを使って加工する仕事のため、大工さんに似ていますが、仕事内容は全く違います。

一般的には、各居室に入るドアなどは、メーカーが製造・販売している物を使います。しかし、襖や障子などは、メーカーで規格されたサイズでは対応できない場合があります。

その場合は、建具屋さんに制作してもらいます。もちろん、建具屋さんが活躍するのは、その時だけではありません。

メーカーの規格された建具では存在しない、オリジナルのドアだって作れます。リビングの入り口だけでも、オリジナルでオシャレなドアにするだけで、家の雰囲気はガラッと変わったりするものです。技術・デザイン性がとても大事で、長い修行期間が必要な貴重な職人さんなのです。

またドアの場合でも、無垢材のドアを造る場合は建具屋さんの出番です。無垢材は調湿作用があるため年中、快適な生活空間を実現します。他にも調湿作用があるものとして漆喰がありますが、無垢材としっくいはデザイン的にも相性が良い為、両方とも使用して、調湿作用バツグンの家をつくることも出来ます。

 

次に玄関について考えます。玄関は、家の顔と例えられることがあります。一番最初に通る場所であり、人間と同じく第一印象が決まる場所でもあるからです。だからと言って、無駄に広い玄関にする必要はありません。玄関は、ドアがあり下駄箱があれば十分のスペースです。この限られた空間をどのように演出するかが大事な事となります。代表的な例は、鏡を利用する事です。鏡を設置する事で、外出時の身だしなみのチェックが便利な他、空間を広く見せたり、日光・照明の光を反射させることによって玄関を明るく見せることができます。あとは、鏡付きの下駄箱も有効ですね。